魚喃キリコの伝説的恋愛漫画を実写映画化した『南瓜とマヨネーズ』。ミュージシャンを目指すヒモ同然の恋人を支えるツチダと、突如現れた忘れられない昔の恋人。二人の間で揺れ動く女性のリアルな感情を、臼田あさ美、仲野太賀、オダギリジョーが痛いほど切なく演じきった傑作です。誰もが一度は経験する「不器用な恋」を描いた本作のあらすじ、キャスト、見どころを徹底レビューします。
痛いほどリアルで、切ない。忘れられない恋の物語。
「私たちの間には、いつも少しだけすきま風が吹いていた」
📖 ストーリー
ツチダ(臼田あさ美)は、ミュージシャンを夢見る恋人・せいいち(仲野太賀)と同棲中。スランプに陥り曲が書けず、仕事もせずに毎日ダラダラと過ごす彼を支えるため、彼女は内緒でキャバクラで働き、生活費を稼いでいた。
そんなある日、キャバクラの客である安原(光石研)から愛人契約を持ちかけられる。せいいちへの愛情と生活の現実の狭間で揺れるツチダ。さらに、かつて彼女がどうしようもなく愛し、深く傷つけられた昔の恋人・ハギオ(オダギリジョー)と偶然の再会を果たしてしまい、彼女の心は激しくかき乱されていく…。
🎬 主要キャスト
- ツチダ:臼田 あさ美
- せいいち:仲野 太賀(旧芸名:太賀)
- ハギオ:オダギリジョー
- 安原:光石 研
- 監督・脚本:冨永 昌敬
✒️ 胸を締め付ける、鑑賞レビュー
【感想1】「ダメな男」と分かっているのに惹かれてしまうリアル
★★★★★ (5.0)20代の頃の恋愛を思い出して、胸がチクチク痛くなりました。今の恋人である「せいいち」の日常の温かさと、昔の恋人である「ハギオ」の圧倒的な色気と危うさ。オダギリジョーさんの絶妙なクズ男っぷりが本当にズルくて魅力的で、ツチダが惹かれてしまう気持ちが痛いほど分かりました。
【感想2】臼田あさ美さんの繊細な演技に引き込まれる
★★★★☆ (4.5)言葉にならない感情や、どうしようもない虚無感を表現する臼田あさ美さんの表情が素晴らしいです。劇中に流れる音楽や、薄暗い部屋の空気感も心地よく、決してハッピーエンドなだけではない「大人の恋愛のリアル」を味わえる名作だと思います。
